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ここでは、ポンプを扱っている際に気をつけたい現象として「オーバーフィーディング」を説明しています。そもそもオーバーフィーディングとは何なのか、どんな状況で起こるかなど、詳しく解説していますのでご確認ください。
「オーバーフィーディング」(Over feeding)は、「オーバーフィード」(Over feed)とも呼ばれる現象で、一言で表せば、ポンプから送った液体が配管を移動するうち、その慣性力によって流れ過ぎることを指します。
慣性力には、物体が止まっているときは止まったままでいようとする力、そして物体が一定の速さの等速度で動いているときには動き続けようとする性質があります。
電車を例に取ると、発車する際は慣性力が働きゆっくりとしか動き出せませんが、停まるときはブレーキをかけてもすぐには止まれません。
ここではダイヤフラムポンプがオーバーフィーディングを起こすときについて説明します。
ダイヤフラムポンプの「ダイヤフラム」とは「弾性薄膜」という意味です。
トイレが詰まったときに活躍する「スッポン」を知らない方はいないと思いますが、ダイヤフラムポンプは、あのスッポンの原理とよく似ています。弾性のある薄い膜を動かすことで液体を送り出す仕組みです。
ただし、ダイヤフラムポンプの場合はポンプですので、液体を一定方向へと送り出し続けなければなりません。
そこで重要なのが、液体の吸込口と吐出口に設けられるバルブです。
このバルブはちょうどラムネのビー玉のような働きをしており、ダイヤフラムの動きと液体の流れによって、吸込口側と吐出口側がそれぞれ交互に開け閉めされるようにできています。
このバルブによって、ダイヤフラムポンプでは一定量の液体が常に送り出されるようになっているのです。
しかし、それはポンプ周辺の配管が正しく設置されていることが前提の話です。
何らかの欠陥やゆるみなどがあった場合には、ダイヤフラムで送り出す量を超えた液体が流れ出てしまうことになります。
そして、一旦流れ始めた液体の運動により慣性力が働くと、配管の中を常に想定されているよりも多い量の液体が流れ続けるオーバーフィーディング現象を引き起こすことになるのです。
一旦オーバーフィーディング現象が起こると、現場ではダイヤフラムポンプを停止させ、急きょ点検やメンテナンスに入ることになります。
そこで、このオーバーフィーディング現象をなるべく防ぐために開発されたのが、「バックプレッシャーバルブ」の別名を持つ「背圧弁」です。
背圧弁はポンプの吐出口の先に取り付けられます。すると、液体へと逆方向に圧力をかけ、慣性力を打ち消すことができるのです。
オーバーフィーディングについておわかりいただけましたでしょうか。
ポンプは液体の流れや空気圧など、自然界のさまざまな現象を活用したものですが、それゆえ時には人間の想定を超えた動きをします。
さまざまな働きや現象を上手に活用しつつ、ポンプのメンテナンスや交換にも気を配りながら使い続けていきたいものです。
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