公開日: |更新日:
経済情勢の変化など様々な理由で節電や省エネを迫られているホテルは多数あります。しかしホテルは客商売。サービスの質を落とすことなくいかに効率的に省エネを実現するか、多くのホテルの課題となっています。 今回の記事では、ポンプ交換によって省エネに成功した事例を紹介します。具体的にどの程度省エネを実現できたのかについての詳細もお伝えするので、ぜひ参考にされてください。
ポンプ交換による省エネ化の成功事例として、神奈川県にあるリゾートホテルで行われたポンプ交換について紹介します。東日本大震災をきっかけとして本気で省エネに向き合ったホテルが抱えていた課題や具体的な省エネの程度など、重要なポイントをお伝えしていきます。
省エネに取り組もうと舵をきったものの、最初は具体的にどうすれば効率的に省エネが実現するのかわからない状態でした。これまでホテル内では空調用冷温水ポンプを使用していましたが、まさかポンプを交換するだけで省エネが実現できるという発想がなかったのです。
しかし代理店からエコポンプの存在を教えられ、発想を転換。取替予定ポンプをトライアル機として提供されました。ポンプの最高効率点付近での運転と、ポンプとモータのマッチングを考慮した高効率化についての提案がありました。実際にポンプを交換して試してみたところ、想像以上に省エネ化に繋がりました。
今回のケースでは、まずはエコアドバイザーが現場ポンプ診断を行い、現状の運転点を確認しました。その運転点において最高効率点になるエコポンプとTUモータを用いての省エネ化を提案され、ポンプを交換しました。実際に試したところ、見事省エネ化に成功。運転点でのポンプ効率は5.7%アップ、モータ効率は3.2%アップ。モータ容量は75kWから55kWへ、消費電力は9.3%削減、CO2は16.7トン削減できたのです。
さらにポンプを交換することにより、ポンプ効率が吐出し流量によって変化することを理解することができました。ポンプ効率がいいところで運転しているのか、ポンプをどのように使えばよいのかも判断できるようになりました。
省エネの必要性は理解していたものの、実際にポンプを交換することによって省エネを実現できる点を把握している施設はそれほど多くありません。しかしポンプを交換することによりポンプ効率を上げて消費電力を削減することは可能なのです。
ポンプは故障したら修理して従来のものを使い続けるのではなく、思い切って故障する前段階でエコポンプに取り替える方が予防保全の観点から見ても妥当です。エコポンプの導入により施設全体の省エネの実現に取り組んでみてはいかがでしょうか。
●公式HP内に保有資格やポンプメーカーの種類が明記されている
●施工・設置までをワンストップで対応可能である
以上の基準でおすすめ業者・商社を選定いたしました。(2020年12月調査時点)
どのポンプ業者・商社も知識・技術・経験が豊富なので、自社に合う業者・商社がきっと見つかります。
100社以上のメーカーに対応しており、有名な商品から特殊な商品まで自社に合ったポンプを幅広く提案することが可能。
同じ型のポンプが無い場合でも、現場出身の営業担当が直に対応することでスムーズな代替案・代替製品の案内が可能。
1934年の創業で、86年もの社歴を持つ同社。創業以来培ったノウハウと知識で、社員一人ひとりの質の高い提案が可能。
環境システム事業と菅工機材事業を同時に提供することができる専門商社でもあり、建物トータルのメンテナンスが可能。
全国に44カ所の営業拠点があり、仕入れから販売まで行うことから、地域に特化したスピーディーな対応が可能。
現場に入り込む販売部門と様々な製品を用意できる技術センターの連携で、必要なものを必要な分だけ供給することが可能。