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農事用ポンプとは井戸水や地下水を汲み上げるための器具で、プロの農家にとって欠かせないものです。その理由は、農事用ポンプを導入すると効率的に水やり作業を行うことができるため、農作業の手間を大幅に減らせるから。水を汲み上げる仕組みは製品やメーカーによって異なりますが、エンジンや電力を動力に圧力を利用して水源の水を汲み取るという構造は同じ。しかし製品によってスペックが大きく違うため、栽培する農作物の種類や規模・環境に適した製品を選ぶことが重要です。
農事用ポンプには、大きく分けて電動式とエンジン式の2種類があります。農事用ポンプとタイマースイッチを組み合わせた自動潅水システムもあります。以下で、電動式とエンジン式・自動潅水システムのそれぞれの特徴を見ていきましょう。
電動式ポンプは、電気を動力源にしたポンプです。エンジン式ポンプに比べてパワーは劣りますが、動作音が静かなので夜間でも使用できます。エンジン式タイプに比べて価格が高いですが、燃料不要で長時間使用可能なので経済的です。お手入れが簡単なこともメリットと言えるでしょう。家庭用電源の100V対応製品と業務用電源の200V対応製品の2種類があります。
エンジン式ポンプは、エンジンを動力源にしたポンプです。ガソリンが燃料の4サイクルエンジタイプと、ガソリンとエンジンオイルを混合した混合ガソリンが燃料の2サイクルエンジンタイプの2種類があります。2サイクルエンジンタイプの構造はシンプルで部品数も少なく、軽量であることがメリット。デメリットはオイル管理を怠ると壊れやすく燃費も悪い点です。
4サイクルエンジンはパワーがあり環境に優しい点がメリットですが、複雑な構造のため高額になってしまうことがデメリットです。畑や果樹園など定期的な整地や中耕除草が必要な露地栽培では、持ち運び可能なエンジン式ポンプが便利です。
生育状況を細かく管理する必要があるハウス栽培では、農事用ポンプとタイマースイッチを組み合わせた自動潅水システムが利用されることが多いです。タイマーで必要な水量をコントロールするシステムのため、農作物に必要な水量を管理することができます。作業時間を大幅に短縮できることがメリットで、大量の作物を露地で栽培する場合に向いています。夏場に雨が降らないなどの乾燥対策にも有効です。
AI潅水施肥ロボット ゼロアグリとは、潅水と施肥を自動化した自動潅水装置です。
日射と土壌水分量から蒸散量を推定し植物が必要としている水・液肥をAIで管理するため、農作物にストレスがかからない上に経済的です。センサーで感知した土壌水分量がシステムのクラウドに送信され、蓄積されたデータと日射予報をもとにAIが農作物に最適な水分量を計算。水分量と同時に供給する液肥の濃度も簡単に設定可能です。また、稼働状況はスマホやパソコンでいつでも確認・設定変更できるので安心です。勘や経験の少ない初心者でも適切な水分量を把握できることがメリットです。
農事用ポンプを選ぶ際は、用途に応じた種類が豊富な農業ポンプを取り扱う業者を介して購入することが大切になります。業者の中には少ない種類の農事用ポンプしか用意していないところもあるので注意しましょう。最適な農事用ポンプが選べるよう、しっかりと業者を見比べてサービスの良い最適な業者を選ぶことをおすすめします。 当サイトでは、おすすめの農作業用ポンプ販売業者を紹介しています。ぜひ、参考にしてくださいね。
●公式HP内に保有資格やポンプメーカーの種類が明記されている
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以上の基準でおすすめ業者・商社を選定いたしました。(2020年12月調査時点)
どのポンプ業者・商社も知識・技術・経験が豊富なので、自社に合う業者・商社がきっと見つかります。
100社以上のメーカーに対応しており、有名な商品から特殊な商品まで自社に合ったポンプを幅広く提案することが可能。
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1934年の創業で、86年もの社歴を持つ同社。創業以来培ったノウハウと知識で、社員一人ひとりの質の高い提案が可能。
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現場に入り込む販売部門と様々な製品を用意できる技術センターの連携で、必要なものを必要な分だけ供給することが可能。