公開日: |更新日:
ここでは、残留塩素計の洗浄の必要性、および洗浄方法としてビーズ洗浄と電解洗浄の違いを解説しています。
残留塩素濃度を正確に測定するためには、残留塩素計の先端にあるセンサ電極部の感度を最大にしておく必要があります。そのために必要な工程が、ビーズ洗浄と電解洗浄です。
残留塩素計には、センサ電極部という大事なパーツが存在します。
残留塩素計は、塩素濃度を直接測定する機器ではありません。残留塩素濃度は還元電流に比例するという法則を応用し、電流の大きさを測定することで間接的に塩素濃度を把握する機器です。
電流の大きさを測定するための心臓部とも言えるパーツが、センサ電極部。センサ電極部に汚れがたまっていると、電流の測定が不正確になり、結果として残留塩素濃度を正確に測れません。
常に残留塩素濃度を正しく測定するためには、センサ電極部に汚れがたまらないよう定期的に洗浄することが大切です。
ビーズ洗浄とは、セラミック製またはガラス製のビーズを使ってセンサ電極部を洗浄する方法です。
センサ電極部の周りにたくさんのビーズを配し、水流でビーズを攪拌。攪拌しながら動くビーズが、センサ電極部に蓄積した汚れを「削って」洗浄します。
なおビーズ洗浄は、主にポーラログラフ式残留塩素計の洗浄で採用されています。
ビーズ洗浄では洗い落とすことのできない化学的な汚れを除去する方法が電解洗浄です。
残留塩素濃度計を使用し続けると、測定している水に含まれている金属イオン(鉄やマンガンなど)が、少しずつセンサ電極部へ付着していきます。センサ電極部を覆うようにメッキ状に付着することもあれば、作用極(センサ電極部の先端)に酸化被膜として付着することもあります。
メッキ状や酸化被膜として付着した化学的な汚れは、ビーズ洗浄で洗い落とすことができません。これらの汚れを洗い落とす方法として、電解洗浄が用いられます。
センサ電極間にプラスとマイナスの電圧を交互に加えることで、金属イオンによる汚れを根こそぎ洗浄します。
残留塩素計を洗浄する必要性、ビーズ洗浄、電解洗浄について解説しました。
塩素消毒された水分には塩素が含まれていますが、この塩素濃度を測定するための機器が残留塩素計です。残留塩素計で正しく塩素濃度を測定するためには、センサ電極部が常にきれいな状態でなければいけません。
ビーズ洗浄と電解洗浄は、残留塩素濃度を正しく測定するために不可欠な作業工程。ポンプに関する一つの基礎知識として押さえておいていただければ幸いです。
●公式HP内に保有資格やポンプメーカーの種類が明記されている
●施工・設置までをワンストップで対応可能である
以上の基準でおすすめ業者・商社を選定いたしました。(2020年12月調査時点)
どのポンプ業者・商社も知識・技術・経験が豊富なので、自社に合う業者・商社がきっと見つかります。
100社以上のメーカーに対応しており、有名な商品から特殊な商品まで自社に合ったポンプを幅広く提案することが可能。
同じ型のポンプが無い場合でも、現場出身の営業担当が直に対応することでスムーズな代替案・代替製品の案内が可能。
1934年の創業で、86年もの社歴を持つ同社。創業以来培ったノウハウと知識で、社員一人ひとりの質の高い提案が可能。
環境システム事業と菅工機材事業を同時に提供することができる専門商社でもあり、建物トータルのメンテナンスが可能。
全国に44カ所の営業拠点があり、仕入れから販売まで行うことから、地域に特化したスピーディーな対応が可能。
現場に入り込む販売部門と様々な製品を用意できる技術センターの連携で、必要なものを必要な分だけ供給することが可能。